汚染防止と資源の有効活用
汚染防止
基本的な考え方
当社は環境方針に基づき、環境保全への取組みが持続可能な社会の実現に貢献するとの考えのもと、土壌・大気汚染等の防止に取り組んでいます。大気汚染防止への取組みとして固定発生源・移動発生源対策の強化を通じて、空気調和設備からのフロン類漏えいやボイラー等からのばい煙排出、車両からの化学物質排出などの各種環境負荷の低減に努めています。また、定期的な点検等により法令による規制を遵守していることを確認しています。加えて、自主的な目標を定め、環境負荷低減に向けた取組みを進めています。
マネジメント体制
目標と実績
テーマ | 取組み | 実績 |
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環境法令等の遵守 | 環境法令等を遵守し、事業活動から生じる問題を未然に防ぐように努める | |
大気汚染防止 | 2030年度までにガソリン車から電気自動車への切替えを推進し、大気汚染物質の排出を削減する(電気自動車化率100%・住友倉庫) |
汚染防止の取組事例
固定発生源からのフロン類漏えい削減の取組み
一部倉庫において、フロン類を冷媒に使用した空気調和設備を使用しています。当社では2015年4月施行「フロン排出抑制法」に規定されたフロン類について、使用施設を特定し法令に則り適切に管理をしています。またその排出・漏えい抑制のため、計画的に該当する設備の更新を行い、代替フロンやより低GWPである冷媒への切替えを実施しています。
化学物質(NOx・PM)排出削減の取組み
2030年度までに社用車の電気自動車化を100%まで拡大することとしています(主に営業所間の移動等に使用する住友倉庫単体の乗用車83台が対象、2023年度末時点)。電気自動車化率を本取組みの達成度を示す指標とし、目標を設定して切替えを推進しています。
指標 | 対象範囲 | 目標(2030年度) | 2023年度 |
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電気自動車化率 | 住友倉庫 | 100% | 14% |
資源の有効活用(廃棄物・リサイクル)
基本的な考え方
当社は物流事業を中心に、梱包資材としてプラスチックや木材を使用しています。環境方針に基づき、天然資源の保全・原材料の有効活用が持続可能な社会の実現に貢献するとの考えのもと、廃棄物の削減とリユース・リサイクル活動の推進や廃棄物の管理に取り組んでいます。産業廃棄物は指定の廃棄物処理業者に処理を委託し、適正に処理されていることを内部監査や廃棄物処理委託先の現地調査等を通じて、確認しています。
マネジメント体制
目標と実績
テーマ | 取組み | 実績 |
---|---|---|
環境法令等の遵守 | 環境法令等を遵守し、事業活動から生じる問題を未然に防ぐように努める | |
資源の有効活用・廃棄物の削減 | 天然資源の保全・原材料を有効活用するためにペーパーレス化や廃棄物の削減・リユース・リサイクル等の活動を推進する |
資源の有効活用の取組事例
原材料の使用削減
帳票の電子化などペーパーレス化を推進し、紙資源の有効活用に努めています。
廃棄物の削減
輸出時の梱包では、貨物に合わせた適切な梱包をお客様に提案し、梱包に使用する資材を減らし、廃棄物の削減に取り組んでいます。
廃棄物のリユース
消費材を取り扱う配送センターでは、お客様と協働で、輸入時の梱包に使われていた段ボール箱を国内での配送に再利用し、廃棄段ボールを削減するなど梱包資材のリユースの取組みを行っています。
廃棄物のリサイクル
使用済みストレッチフィルムの一部は、協力会社との取組みによりマテリアルリサイクルし再生プラスチック原料化を行っています。原料化されたプラスチックは、協力会社から商社や製造会社に販売され、ポリ袋などの製品に使用されています。また、木材等の一部の資材はサーマルリサイクルに活用しています。
廃棄物のマテリアルリサイクル量の実績
品目 | 対象範囲 | 単位 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
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ストレッチフィルム等 | 住友倉庫大阪支店・神戸支店 | ton | 0 | 31 | 40 |
認定・受賞歴等
一般社団法人日本物流団体連合会 第24回物流環境大賞 特別賞(使用済みストレッチフィルムをリサイクル材へ再資源化する取組み)