労働安全衛生への取組み
住友倉庫グループでは「安全はすべての基本である」という考えのもと、労働環境の安全性・快適性の向上を図っています。
労働安全衛生方針
住友倉庫グループは、労働安全衛生に関する法令、協定を順守することに加え、心身ともに健康で働き甲斐を実感できる、安全で働きやすい職場環境の整備に努め、住友倉庫グループ従業員及び協力会社を含む住友倉庫グループの事業所で働く関係者の安全を確保し、労働災害の撲滅に取り組んでまいります。
労働安全衛生に係るマネジメント体制
住友倉庫はCSR委員会の下部組織である安全・品質部会において、当社グループの労働安全衛生に係る施策の立案、施策の進捗確認、情報共有を行っています。
また、一定の規模に該当する各事業所において、委員長、衛生管理者、産業医、労働組合員などをメンバーとする安全衛生委員会を定期的に開催しています。安全衛生委員会で調査審議した内容を従業員に開示するとともに、職場における労働安全衛生の啓発を図っています。
当社海外子会社のうち、シンガポール住友倉庫会社、ユニオン・サービシズ・シンガポール会社においては、労働安全衛生マネジメントシステムの国際規格ISO45001の認証を取得しています。
労働安全衛生に係る目標と取組み
<取組1>労働安全衛生への取組み
住友倉庫の営業活動拠点における労働災害の撲滅を目標に以下の取組みを行っています。
- 安全への意識向上や、類似事故撲滅のため、業務遂行に関連して発生した事故及び再発防止策をデータベース化し、全社での共有を実施。
- 倉庫やコンテナターミナル等の作業現場を有する部署において、新規従業者に対する安全教育の実施。
- 倉庫やコンテナターミナル等においては、作業協力会社とともに、安全会議、安全パトロール及び作業前ミーティング等を実施。
- 接触事故の未然防止のため、作業場に入る事務従事者及び来客者は、ヘルメット及び安全ベストの着用を徹底。
①過去3年度における労働災害の発生状況
2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
---|---|---|---|
事故発生件数 | 6(9) | 2(5) | 1(3) |
休業を伴わない負傷者数 | 4(4) | 1(1) | 1(1) |
休業4日未満の負傷者数 | 1(1) | 1(1) | 0(0) |
休業4日以上の負傷者数 | 1(4) | 0(3) | 0(2) |
死亡者数 | 0(0) | 0(0) | 0(0) |
※1 上表は、住友倉庫が労働災害として労働基準監督署に報告した事故の件数及び死亡・負傷者数(通勤災害は除く)を示す。各年度3月末時点。
※2 ()内の数値は、住友倉庫施設作業現場(倉庫部門、港運部門、航空部門)における協力会社作業員等に係る労働災害の件数及び死亡・負傷者数を加えたものである。
②うち過去3年度における重大な労働災害の発生状況
2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
---|---|---|
0(0) | 0(0) | 0(0) |
※1 上表①のうち、死亡、負傷または疾病により障害等級1~7級に該当した労働者数。
※2 ()内の数値は、住友倉庫施設作業現場(倉庫部門、港運部門、航空部門)における協力会社作業員等に係る死亡、負傷または疾病により障害等級1~7級に該当した労働者数を加えたものである。各年度3月末時点。
<取組2>健康障害への取組み
従業員の健康障害の未然防止を目標に以下の取組みを行っています。
- 従業員の健康維持、促進のため、年に一度の定期健康診断を実施。
- 従業員を対象とした産業医による健康相談の実施。
- 従業員とその家族の健康促進支援のため、健康医療に関する電話相談窓口の設置。
- 従業員のメンタルヘルス対策として、年に一度のストレスチェックや教育研修の実施、電話等による相談窓口を設置。
- 過重労働による健康障害を防ぐため、一定の時間外労働を行った従業員に対して、産業医による面接指導や臨床心理士によるカウンセリングを実施。
- 課所長を対象に、部下の健康を預かる立場として必要なスキルとなるメンタルヘルスマネジメント研修を実施。
- 従業員を対象に、ハラスメントのない職場環境作りのための研修を実施。
①定期健康診断受診状況
2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
---|---|---|
98% | 98% | 97% |
②ストレスチェック受検状況
2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
---|---|---|
89% | 88% | 89% |
※ ①②それぞれ住友倉庫従業員の実施状況。各年度3月末時点。