住友倉庫

海外生産工場の構内物流のアウトソーシング
国際物流メーカー様

事例分類
海外展開の事例
業種分類
化学工業品

Q課題

サウジアラビアで、現地企業との合弁による石油化学コンビナートを建設する。多大な労力が求められるなか、周辺業務である大ロットの石化物流の立ち上げは、異国でもあり荷が重い。信頼できる業者にアウトソースして、主業務に専念したい。

Aソリューション

現地に法人を設立し、最新鋭のITシステムを開発の上、人材を集中的に投入するなど、当社首脳陣、事務局を中心に全社を挙げてお客様の課題解決に邁進。1日当たりの取扱数量が約200コンテナにも及ぶ大ロットの構内総合物流業務及び国際輸送の仕組みを構築し、24時間365日生産が滞ることのない体制を築き上げました。
具体的な引き受け業務は、《①製造用副原料、触媒、添加剤の輸入一貫、受け入れ、管理、製造ラインへの投入 ②製品の袋詰め、パレタイズ作業、構内倉庫の入出庫、保管、バン詰、トラック積 ③構内CYの運営、管理 ④構内及び船積港までのコンテナドレー ⑤輸出一貫業務 ⑥GCC(湾岸協力会議)域内6ヶ国へのトラック配送》の6項目。港湾ターミナル運営や、ITの活用、アジアでの石化工場の構内物流などで培ってきたグループ内のノウハウをできる限り移植して活かしながら、異国の地で日本品質の物流・輸送を実現・維持しています。

POINT1
構内物流業務をアウトソースにより、少人数でスピーディーな立ち上げが可能
POINT2
構内物流情報を国際一貫輸送に連携させスムーズな物流を実現
POINT3
海外新工場において、日本基準でのサービス品質をご提供

担当者の視点

当社にとって、お客様の海外での大規模プラント立ち上げに最初から参画し、プラント内に特化した物流を築き上げた、初の事例でした。なじみの薄い遠国で数々の課題に直面するなか、「地球上のどこであろうと日本品質の物流・輸送を実現する」という強い使命感が支えとなりました。経験を糧に、日系企業の海外での挑戦を、物流面から支援していきたいと願っています。

構内物流業務・国際輸送の概要

図:構内物流業務・国際輸送の概要

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