住友倉庫の国際戦略 グローバルネットワーク

グローバルネットワーク

多種多様なグローバル・ロジスティクスを展開する
国際複合一貫輸送のリーディングカンパニー

直前にパリを発ち、解禁日には一斉に店舗に並ぶ―おなじみの光景となった、秋の風物詩・ボジョレー・ヌーボー。これも、物流というモノの流れが、地球規模でシステマチックに動いているからこそ、可能になったことです。
こうした業務をスムーズに遂行できる原動力が住友倉庫の海外物流ネットワーク。船舶、飛行機、自動車、鉄道など2つ以上の異なる輸送手段によって行われる二国間輸送は「国際複合一貫輸送」と呼ばれます。海外へ製品を輸出する場合、港までの輸送や輸出手続きに始まり、船舶や航空機の手配、製品の積み卸し、相手国での輸入手続き、目的地までの陸送デリバリーなど、そのすべてを住友倉庫が責任を持って一貫して行っています。
また、複雑かつ多様化が進む国際輸送をスムーズに遂行する原動力となるのが、独自のグローバルネットワーク。これを活かして日本発着のみならず、日本を経由しない三国間輸送を手掛けるほか、災害発生国への救援物資輸送なども行っています。
国境を超えて繰り広げられるさまざまな経済活動を、住友倉庫は大規模な国際物流ネットワークを駆使し支え続けているのです。

国際化戦略を睨んだグローバルネットワークの構築

  • 米国住友倉庫(ロスアンゼルス)

    米国住友倉庫(ロスアンゼルス)

  • 住友倉儲(中国)有限公司(上海)

    住友倉儲(中国)有限公司(上海)

  • シンガポール住友倉庫

    シンガポール住友倉庫

  • 米国住友倉庫(ロスアンゼルス)
  • 住友倉儲(中国)有限公司(上海)
  • シンガポール住友倉庫

企業の海外進出と日本経済のグローバル化。物流の国際化が本格的な幕開けを見せたのが、1960年代前半とされています。住友倉庫ではこうした物流の国際化への動きを先取り、1959年に競合他社に先駆け国際輸送業務へと進出しました。
現在では北米・欧州・アジアなどに50余りの拠点を配し、20を超える海外提携企業と国内約50の物流拠点を有機的に結合し、独自の国際物流ネットワークを構築するに至っています。しかし、住友倉庫の国際化戦略はそれに留まりません。
巨大マーケットとしての躍進が続く中国。日系企業をはじめ、多くの外資系企業の進出が著しい杭州や大連に新たな物流拠点を設立する一方で上海、青島で新倉庫を設立するなど、中国全土を見据えた物流網の構築に取り組んでいます。さらにサウジアラビアに現地法人ラービグ・ペトロケミカル・ロジスティクス会社(RPL)を設立し、大型石油化学プラントでの工場構内作業、国際複合一貫輸送、国内配送等の物流業務を包括的に執り行うなど、日系物流業者として中東では初めて本格的な事業展開を行っています。
独自のグローバルネットワークをフルに活用し、地球規模でのサプライチェーン構築の一翼を担うその姿は、国際物流のリーディングカンパニーそのものです。

独自のコーディネート力で世界を舞台に国際物流を展開

熾烈な企業間競争が繰り広げられている国際複合一貫輸送事業において、住友倉庫はコーディネート力を武器にサービスを展開しています。
住友倉庫は、顧客の物流システムそのものを担い、ニーズに合わせて陸・海・空の輸送手段を組み合わせ、最適なソリューションを提供しています。
輸送の対象となる貨物は、半導体から大規模プラントに至るまで多種多様。また同じ仕向地でも、顧客のニーズにより輸送方法は大きく変わってきます。高度化する物流ニーズに対して、独自のネットワークを駆使したトータルでフレキシブルな物流システムを提供し得ることが、住友倉庫の強みのひとつなのです。