住友倉庫

大型プロジェクト輸送による輸送手段・ルートの構築(大型貨物輸送)
国際物流メーカー様プロジェクト輸送

事例分類
特殊貨物の事例/海外展開の事例
業種分類
大型機械/設備

Q課題

通常のコンテナに入らない大型の精密貨物を、初めて海外(米国)向けにプロジェクト輸送する。30tの本体16基を中心に物量が膨大で、全て1点ものであるため失敗は許されず、物流担当者のみならず、製造担当者、開発担当者や、米国側の関係各所との綿密な打ち合わせ、準備が必要である。

Aソリューション

ご要望通りのプロジェクト輸送ができるよう、梱包設計から荷主開発担当者と試行錯誤し、安全な輸送手段をご提案しました。特に振動を抑えることが重要な本体については、2.4m×12m×2.7m・30tの梱包状態の荷に防振機能のある脚を取り付けて対応。実際にミニチュアモデルを作成し、高速道路や一般道路で輸送試験を実施して、想定される急ブレーキや乗り上げなどのリスクに耐えられることを確認しました。
さらに、米国内での配送については、事前に長大貨物の輸送ルートのサーベイ輸送許可申請の確認を行い、現地の据え付け作業日程に合わせた輸送を計画。納期調整のための仮置き場として広大な敷地を確保しておくなど万全の準備を整えました。
実際の輸送では、当社社員が米国現地輸送を含め全行程をフォロー。トラブルもなくスムーズに計画通りの輸送を完了することができました。

POINT1
安全輸送のための梱包設計、最適輸送手段をご提案
POINT2
貨物出荷場所から最終納品場所までの入念なルートサーベイ

担当者の視点

輸送先は米西海岸の都市近郊の山腹。事前に下見に赴き、球場1個分ほどの広大なスペースを前に、ここを埋め尽くすほどの設備を全て日本から送るのだと思うと、身が引き締まるのを感じました。振動に弱い設備本体の輸送には特に心を砕きました。全ての輸送においてあらゆるリスクを想定し徹底した準備を行い、全員が一丸となれたことが、成功の要因だったと思います。

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